農業にITを取り入れると日々の作業はどう変わるのか――。小さい農家が抱えている課題を、ITがどう解決するかを検証する勉強会が発足した。IT化に踏み出した農家の声を聞いてみると……。
農業にITを取り入れると、日々の作業はどう変わるのか――。学びの場をプロデュースするopnlab(オプンラボ)が、ITを使った農業の業務改善を考える勉強会「opnlab農業後方支援プロジェクト」を開催しました。
きっかけは、久松農園を運営する久松達央さんのセミナーに参加したこと。ゾーホージャパンの松本暁義さんと私が「農家向けのITで業務を変える勉強会をやろう、日本の農家を変える!」という話で盛り上がり、プロジェクトがスタートしたのです。
農業に関心があって自ら菜園で野菜を育てている松本さんは、テクノロジーを担当。変わりつつある農業ビジネスの様相に興味津々の私が場作りをすることになりました。
早速、久松さんが、関東で個別宅配などのBtoCビジネスをしている農家に声をかけたところ、勉強熱心な農家の人たちがFacebookのグループに集まったのです。
勉強会の前には、2件の農家へヒアリングに行くことが決まりました。訪問先は、もともと久松さんが「この農家は、あと一押しすればもっと伸びる」と目をつけていたサンバファームと三つ豆ファームです。
こうして、農家の課題をクラウドサービスの試験導入で解決していくステップを共有する「農家のための業務改善プロジェクト」がスタートしました。