三田 本来なら、少年法によって守られなければならないことを、親が私(有名女優)ということで、踏みにじられ大変切ない思いです。少年といえども、重みのある事件となれば、今回のようになることを受け止めてほしい(報道陣を見渡しながら)(日刊スポーツ1998年2月7日)
どういう意図かは分からないが、マスコミに「自制」を求めるようにもとれなくもない。それが一部レポーターに「スイッチ」を入れてしまったのである。
――(リポーターの1人が怒ったように)有名女優の息子だからではなく、ガキが覚せい剤をやるのはとんでもないことなんですよ。そういう思いはありますか
三田 もちろんあります。最初に聞いた時は、口に出せませんでしたから。
――親子の触れ合いが不足していたのでは
三田 そのようなことはございません(きっぱりと)。女優は華やかな仕事に見えますが、仕事以外の時間は全部子供に、そして主人との交流に使っていました。
――お母さん(三田)が女優ということが重荷だったのでは
三田 そうかもしれません(絶句)(日刊スポーツ1998年2月7日)
これが謝罪会見における質疑応答の恐ろしさだ。ちょっと口をすべらせただけで、全方向から集中砲火を浴び、数々の大舞台を踏み、「日本を代表する女優」といわれた三田さんですら対応ができないほどの吊し上げをくらう。こうなってしまえば、もはや脇にいる弁護士もなにもできない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング