土肥: 実際に人工流れ星を流せるようになると、さまざまな楽しみ方ができると思うのですが、いまのところどのようなことを考えていますか? 例えば、花火大会の場合、花火を見るために近くにたくさんの人が寄ってきますよね。でも、人工流れ星の場合、直径200キロメートルの範囲で見れるということなので、一カ所に人が集中しなくても楽しめるような。
岡島: そうなんですよ。人工流れ星の特徴をどうやったら生かすことができるのか。どうやったらたくさんの人に楽しんでいただくことができるのか。特定の企業または個人が「この日時に流してください」といった声を受けて流すのではなくて、もっと大きなイベントのようなものを考えています。年末のカウントダウンのように「今週、流れ星を流すから、みんな見てね」といった感じで。
なぜこのようなことを考えているのか。夜空は誰のものでもない。「空」はみんなのモノ。であればみんなが楽しめるものでなければいけません。
いろいろな楽しみ方ができると思うのですが、例えば、渋谷駅前のスクランブル交差点付近の電気を消して、人工流れ星を楽しむといったこともできるかもしれません。
土肥: 渋谷だけでなく、東京、新宿、池袋、品川といった商業施設がたくさんあるところの電気を消して、流れ星を見ることもでできますよね。
岡島: はい。同時に、スポーツ、野外ライブ、舞台芸術、アート、能などさまざまなイベントと組み合わせることができるのではないでしょうか。一カ所だけで楽しむだけではなく、その日は首都圏のあちこちで“ざわざわ”しているかもしれません。
土肥: “ざわざわ”しているでしょうね。
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