この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら。
編集部F: 先週(6月18日)放送の『真田丸』で、ついに北条家が滅亡してしまいました。高嶋政伸さん演じる北条氏政の強情ぶりが最後まで印象的でした。
小日向: ラストのシーンでは、例の汁かけ飯を食べていましたね……(関連記事)。
編集部F: 今後、あの強烈なキャラクターの氏政を見られなくなるのはちょっと残念ですが、伊達政宗も登場し、新たな時代の幕開けです。そうそう、ドラマの中でのナイスキャラと言えば、最近「おこうさん」が注目されているようですね。
小日向: そうなんですよ。私も4月に長野県上田市で開かれた「上田真田まつり」で、こう役の長野里美さんとトークショーをさせていただくなど、個人的にもどんどんおこうさんに惹かれています。
おこうさんは真田昌幸の兄である信綱の娘で、後に真田信幸と結婚しました。信幸は昌幸の長男ですから、つまり、いとこ同士の結婚というわけです。「こう」という名前はドラマ上のもので、史実では清音院殿です。
信綱は、昌幸の前の真田家当主だから、立場的にはおこうさんの方が夫・信幸よりも上なのですが、ドラマでは信幸を献身的に支えている姿を見ると、いじらしい奥さんだなと微笑ましく思います。
編集部F: 真田丸に初登場したときのおこうさんは病弱で、今にも死にそうな感じでしたが、最近のドラマの中ではどんどん元気になっていますよね(笑)。
小日向: そうですね。ちなみに、実際には病気ではなかったという説もあります。ドラマでは心の病気のように描かれていますが、長野さんに聞くと、台本ではどんな病気であるか特に決まってないそうですよ。
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