この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら。
編集部F: 先週(5月15日)の放送で、いよいよ茶々が豊臣秀吉の側室になりましたね。ここから豊臣家が一気に崩壊に向かっていくことをラストで示唆していましたが、実際にこの後、秀吉が亡くなる約10年間のうちにいろいろなことが起きるわけです。
小日向: どんな風にドラマで描かれていくか楽しみですね。戦国時代の女性ってなかなかフォーカスが当たることは少ないのですが、その中で茶々はこの時代を描いた大河ドラマに必ずと言っていいほど登場しますよね。茶々といえば、浅井三姉妹の長女として有名です。
編集部F: 茶々、二女の初、そして三女・江ですね。浅井長政と、織田信長の妹であるお市の方を両親に持つ、まさに戦国サラブレッド三姉妹! 江は、2011年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の主役で、上野樹里さんが演じていました。あれ、そういえば、小日向さんも三姉妹でしたよね?
小日向: よくぞ聞いてくれました! 実は単に三姉妹どころか、我が家も浅井三姉妹と同じ年の差(小日向さんの3歳上、4歳上)なので、ものすごくシンパシーを感じています。
編集部F: 性格とかも浅井三姉妹と似ているのですか?
小日向: そうですね……。長女は責任感が強くて真面目でクールです。大学進学の際、本当は関東の大学へ行きたかったようなのですが、両親の意向もあって実家(奈良県)から近い京都大学へ行きました。私が横浜国立大学に入ったとき、「あなたは末っ子だから、そうやって甘やかされてばかり!」と、長女から小言をいわれてしまいました(苦笑)。
茶々もそういう責任感の強さはあったのかなと思います。ドラマだと愛嬌があり、小悪魔的な感じで描かれていますが、実際には陰と陽で言ったら陰で、ただ純粋に子どもの豊臣秀頼がかわいくて、そのために責任感を持って豊臣家を守ろうとしたのではないでしょうか。
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