相撲協会関係者からも「昔がどうこうということではなく、今の力士たちは周囲の目もあって以前とは比べられないほどに『真剣勝負』という意識を必要以上に持たなければならない環境下だから常に全力で手を抜くことなく取組もうとしている。
疑いをかけられたくないからケガを恐れて動きをセーブすることもしにくくなるだろう。そうなれば本場所の一番一番がよりハードになるのは明白。ケガと背中合わせとなっている過密日程の改善を求めるのは当然と言えば、当然かもしれない」との声も上がっている。
どん底から一丸となって人気絶頂期を迎えた今だからこそ、日本相撲協会はこのマイナス面を警鐘ととらえて日程や待遇面を見つめ直し、長期的ビジョンを持ってプラス材料へと転じさせることが必要だろう。
国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。
野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。
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