16年のサービス開始時は日本を含め、4カ国のみでの提供だったDAZN。提供コンテンツの拡充や、専用アプリの機能強化に取り組んだことが奏功し、主力事業DAZNでの視聴時間も順調に推移している。
同社によると、16年からの5年間で配信コンテンツ数は8.5倍、総ストリーミング時間に至っては約10億時間となり、104倍に。現在は200以上の国と地域に、毎月2000以上の生中継、40以上の試合を同時配信するプラットフォームに成長した。
日本国内でのコンテンツ配信数は約1万2000で約8倍(16年比)に増加。グローバルでの総ストリーミング時間のうち、 2.2億時間以上は日本でのストリーミング時間で、この数値は約270倍(同)だという。
一人当たりの年間平均視聴時間は21時間(16年)から4.7倍の98時間(21年)になった。
具体的な数値を公表することがほとんどない同社が一部の数値を開示した点は評価に値するが、会見全体を通して、5年間の総括が大半を占めた同社の会見。そうした中で注目すべきなのが、幹部が口にした新サービスだ。
同社の山田学エグゼクティブバイスプレジデントは「今年の秋ごろにスポーツくじ『toto』が発表予定の新サービスに向けた準備と、昨今盛り上がりを見せているNFTの提供も検討している」と明らかにした。
これ以上の詳細は明らかにしていないものの、いずれも近いうちに何らかの発表があるとみられる。同社は発表の準備が整い次第、新サービスを順次明らかにする方針だ。
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