ローソンでは、冒頭で紹介したアートステッカーを掲示する以外にも、11月18日から東京都と神奈川県の3店舗でトイレ全面をシールでデコレーションしたアートトイレを展開している。トイレを普段からきれいに使ってくれている人に向けて感謝の気持ちを伝えるのが目的だ。テーマは「ありがとう」で、福祉施設「PICFA(ピクファ)」に所属するアーティストが描いたという。
PICFAは医療法人清明会が運営する「きやま鹿毛医院」(佐賀県基山町)内にある障がい者施設。アートトイレを展開するにあたり、ローソンから同施設のアーティストに対してデザイン費が支払われている。
企画をした同社の合田氏によると、PICFA施設長の兄に障がいがあり、もともとトイレに行く回数が多かったという。そのため、家族で外出する際にはトイレ探しに苦労していた。そうした経緯もあり、合田氏が提案した今回のプロジェクトにも施設長は前向きに取り組んでくれた。
誰もが使えるコンビニトイレを継続していくために、「きれいに使ってください」と協力を訴えるローソンの取り組みは浸透していくか。
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