東武鉄道、ビーコンITのWaha! Transformer採用で106社グループ連結決算を自動化

ビーコンITは、同社が開発および販売するETLツール「Waha! Transformer」が東武鉄道の連結決算システムに導入されたと発表した

» 2004年09月01日 14時50分 公開
[ITmedia]

 ビーコンITは9月1日、同社が開発および販売するETLツール「Waha! Transformer」が東武鉄道の連結決算システムに導入されたと発表した。関東圏一都四県に広がる鉄道事業を展開する東武鉄道。住宅・流通・レジャー・交通という4産業分野での事業を展開する106社のグループ企業とともに、沿線地域で生活する人々の暮らし全般に関わる「沿線ニーズ感応度に優れた企業集団」として活動しているという。

 従来は、グループ全体の連結決算業務を、Excelと電子メールを中心に人手に頼って行っていた東武鉄道は、今回このシステムを刷新した。絶対にミスが許されない厳密な財務情報の伝達と集計を、ETLツールであるWaha!Transformerと、データ品質検証および制御を行うビーエスピーの「A-QUALITY」で完全に自動化したという。

 同社によると、複数帳票にわたるデータ照合処理はシステム化が困難で、これまでは、目と手を使って担当者が時間をかけて作業をしていた。

 今回の自動化により、人手によるミスと作業時間ゼロを実現、業務の工数削減と品質向上という両面で大きな成果をあげたとしている。今後は、自動督促メールの送信機能を追加し、業務の遅延回避を視野に入れた連結決算業務のシステムによる自動化を完成させる。

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