マクドナルド・ヨーロッパ、Manugisticsの需要予測アプリケーションを導入

米Manugisticsはマクドナルド・ヨーロッパが、同社の需要予測および在庫補充ソリューションを導入したと発表した。

» 2004年10月18日 21時11分 公開
[ITmedia]

 米Manugisticsは10月13日、マクドナルド・ヨーロッパが、同社の需要予測および在庫補充ソリューションを導入したと発表した。マクドナルド・ヨーロッパでは、同ソリューションの導入により、需要予測や原材料の調達、出荷について、より多くの情報に基づいた意思決定の実施が可能になったとしている。

 既にフランスやドイツの店舗で同システムの稼働が始まっており、需要への対応力やコスト削減、既存のサプライチェーンの最適化に関する目標を達成しつつあるという。マクドナルド・ヨーロッパでは、Manugisticsの予測および在庫補充ソリューションを英国、スウェーデン、オーストリアにも展開していく予定。さらに、次の段階として、今後2年以内に欧州のほかの主要国でも導入していく計画としている。

 Manugisticsのアプリケーションがカバーするビジネス領域は、専属および非専属のサプライヤーに加え、食品やそれ以外の全商品、フランチャイズ店舗および直営店舗、流通センターなどのすべてに及ぶ。

 また機能として、1年以上先までの品目レベル、店舗レベルの売り上げ予測も可能となっており、販促効果や競合企業の影響といったさまざまな要因が考慮される。このほかにも、計画担当者は、マクドナルド・ヨーロッパのサプライチェーン全体にわたる90日間の補充計画に関するモデルを作成し、重要品目について、サプライヤーの生産能力の制約をシミュレーションすることが可能になる。

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