MS、スパイウェア対策ツールメーカー買収。近くβリリースへ

MSはルーマニアのセキュリティ企業GeCADに続いてスパイウェア対策メーカーも買収した。

» 2004年12月17日 07時38分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月16日、スパイウェア対策ソフトメーカーGIANT Company Softwareを買収したと発表した。買収条件は非公開。近くWindows向けに、スパイウェア対策ツールをリリースする計画だ。

 GIANTのAntiSpyware製品を基盤としたスパイウェア対策ツールは、1カ月以内にβ版をリリース予定。このツールはWindows 2000以降に対応し、ユーザーのPCをスキャンしてスパイウェアなどの迷惑ソフトを発見、削除できる。既知のスパイウェアがコンピュータにインストールされるのを防ぐ機能も備える。βリリース以外の製品計画や価格などについては明らかにしていない。

 このスパイウェア対策ツールは、Windows XP Service Pack 2(SP2)のセキュリティ機能を補い、さらに高いレベルの保護を提供するものだとMicrosoftは説明。ユーザーに対し、ファイアウォールの利用、最新のセキュリティパッチ適用、最新のウイルスソフト利用という3つのステップに加えて、スパイウェア対策ツールを導入するよう呼びかけている。

 GIANTはMicrosoftの100%子会社となり、主要な人材がMicrosoftのセキュリティの取り組みに加わる。

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