MS、Indigoのコミュニティー技術プレビュー公開

Microsoftは次世代Webサービス技術Indigoの初のコミュニティー技術プレビューを公開した。

» 2005年03月17日 06時51分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月16日、次世代Webサービス技術「Indigo」の初のコミュニティー技術プレビュー(CTP)を公開した。セキュアで信頼性の高い相互運用型アプリケーション構築のためのフレームワーク提供を目指している。

 Microsoftによれば、Indigoは最初からサービス指向アプリケーションの開発を念頭に作られた初のフレームワークで、「WS-」で総称される広範なWebサービス仕様を実装。開発者の生産性に重点が置かれ、以前は何百行ものコードを書く必要があったセキュリティ機能も1行で実装できるため、開発者は目の前の課題に集中することができるという。

 例えばセキュアで信頼性の高いWebサービスを導入するには大量の手作業によるコーディングが必要で、時の経過に伴って事業上のニーズが変わればこうしたシステムやソフトも発展させる必要があるとMicrosoftは指摘。Indigoではこうした課題に対応、ほかのプラットフォームと連携でき、事業上のニーズに応じて進化できるWebサービスの開発作業が大幅に簡素化できるとしている。

 IndigoはMicrosoftの次期Windows「Longhorn」の基幹サブシステムとして組み込まれるほか、Windows XPとWindows Server 2003にも対応予定。CTPはMSDN登録者向けに、無償ダウンロード提供されている。

 Microsoftは同日、Windows向けの統合型グラフィックスプレゼンテーションサブシステム「Avalon」の2番目のCTPと、.NET Frameworkの最新版、WinFX SDKも合わせて提供を開始した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ