Operaはデスクトップ向けブラウザのβ3を公開した。ブラウザとして初めてWebグラフィックス用XML言語SVGをサポートする。
ノルウェーのOpera Softwareは3月16日、デスクトップ向け次期Operaブラウザのβ3を公開した。ブラウザとして初めてSVG(SVG 1.1 Tiny)のネイティブサポートを組み込んでいる。
SVGはW3Cが開発したWebグラフィックス用のXMLベース言語。ビットマップの代わりに高品質のベクターグラフィックスを使ってパーソナライズされた双方向のWebアプリケーションが作成できる。SVGをHTML、CSS、JavaScript、DOMといった既存のWeb標準と組み合わせることで、Operaは次世代のWebサイトに対応できる態勢を整えていると説明する。
「SVGは将来的にWebデザインの主流になると当社は考えており、Operaブラウザでのネイティブサポート追加を非常にうれしく思う」と同社CTO。
SVG 1.1 Tinyのネイティブサポートはデスクトップ向け次期Operaブラウザのコアコードに組み込まれ、近くほかのデバイス向けにも提供予定。β3は同社サイトから無償でダウンロード提供されている。
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