Googleはデベロッパー向けにソースコードやAPIを無償公開する新サイト「Google Code」を開設し、まずインフラプログラム4本を公開した。
Google関連の開発プロジェクトに関心のあるデベロッパー向けにソースコードやAPIを無償公開する新サイト「Google Code」が開設された。
Googleではフリー/オープンソースソフトを支持しており、Google Codeのサイトはそれを示すものだと説明。最初のオープンソースプロジェクトとして、「Perftools」「Sparse Hashtable」「CoreDumper」「Goopy/Functional」の4つを取り上げている。
この4つはいずれもインフラプログラムであり、今後公開していくソフトの基盤にできるという理由で選ばれたという。コードはオープンソースのプログラミングサイトSourceForgeを通じてリリースされる。
プロジェクトのうちPerftoolsはC++でマルチスレッドのアプリケーション開発を手掛ける開発者向け、Goopy/Functionalはpythonライブラリとなっている。ターゲットとなる層はある程度限られるが、いずれもっと幅広いデベロッパー層向けに、有用なツールをリリースしていく方針だとしている。
開発者同士で情報を交換できるよう、各プロジェクトごとにディスカッションリストも設置。プロジェクトに取り組んでいる外部の開発者とGoogle社内のエンジニアが管理に当たるほか、同社のオープンソースプログラムマネジャー、クリス・ディボナ氏も、社内と社外の開発者の連携状況に目を配る。
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