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» 2005年07月20日 22時01分 UPDATE

日本発XOOPSの新プロジェクト名「XOOPS Cube」へ

オープンソースのコンテンツ管理システム「XOOPS」の日本版プロジェクト名が「XOOPS Cube」に決定した。日本版XOOPSのバージョン番号、表記方法などの詳細に関しては後日発表されるという。

[ITmedia]

 オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)「XOOPS」の日本サイトでは、英語版サイトよりリリースされるXOOPSをローカライズせず、日本およびその他の国のユーザー向けに独自のバージョンを提供していくことを表明していた。このほど「XOOPS-JPプロジェクト」(仮称)とされていた新プロジェクト名が「XOOPS Cube」に決定したと公表された。バージョン番号、表記方法などの詳細に関しては、今後明らかにしていくという。

 2002年の初頭から一般に公開されたXOOPSは、Onokazu氏を中心として開発されたこともあり、日本語を含むマルチバイト文字への対応、コードとデザインの分離、モジュールを用いた機能拡張などのオブジェクト指向を特徴としていた。

 しかし、2003年4月のバージョン2.0公開の時期からXOOPS発展のための新体制が発足した辺りから、組織の肥大化による意思決定の遅れも目立つようになったという。当初迅速に適用されていたセキュリティパッチに際しても混乱が表立ち、マルチバイト文字の利用を考慮しない変更の頻発など、日本を含む旧来からのマルチバイト文字ユーザーに不利な状況が生まれていた。また、2004年4月より開発参加が事実上拒否されるなど、日本チームが機能不全に陥っていたことも影響している。このような背景を踏まえ、迅速なアップデートの提供、マルチバイト処理を必要とする多くのXOOPSユーザーが安心して使い続けられるよう、新チームによる新しいXOOPSの開発と提供に踏み切ったという。

 XOOPS Cubeは、日本語などのマルチバイト環境への対応を常に優先課題として開発される。コンセプトとしては「Secure(セキュリティの確保)」「Simple(コア本体の軽量化)」「Scalable(拡張性)」の3つの「S」が掲げられている。なお、英語を含む各国語からの利用も歓迎するが、当面は日本語版と英語版が提供されるとのこと。もちろん、従来のXOOPSの特徴である、初心者にも分かりやすく楽しみながら活用できるCMSとしての基本は、XOOPS Cubeでも変わらない。

 英語サイトから提供されているXOOPSとの関係については、現在公開されている安定版XOOPS 2.0.10とのモジュールレベルでの互換性は確保される。同バージョン以下のXOOPSとの互換性確保、アップグレードパスの提供は、出来る範囲で行うというが、今後提供されるバージョンとの互換性が保証されるものではないという。

 日本でも数多くのユーザーを抱えるXOOPSが、新たに「日本版」としてリニューアルスタートする。本家との関係など、今後も課題がないとはいえないが、まずはプロジェクト名が決まったことで、今後の動向が注目される。

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