Wordのオルタナティブ、TextMakerの最新β公開

Wordの代替製品(OOo 2.0が変えるオフィスアプリ基準)が幾つか登場しているが、そのひとつTextMakerの最新βがWebサイトで公開された。TextMaker 2005は49.50ドルという低価格と、ファイル互換性がウリという。(IDG)

» 2005年08月24日 10時11分 公開
[IDG Japan]
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 そう、どこでも使われているMicrosoft Wordだが、幾つかのオルタナティブ(代替製品)もある。

 ほとんど知られていないがドイツに本社を置くSoftMaker SoftwareのTextMakerもそのひとつ。同社は8月23日、Windowsで動作する最新版のβをリリースした。

 SoftMakerのスポークスマン、トビアス・リースナー氏は、PCユーザーらは、幾つかの点で「TextMaker 2005」に興味を持ってくれるだろうと期待している。

 先ずは価格。10月末までに製品版がリリースされる予定だが、小売り価格は49.50ドルだ。

 Linux、Windows Mobile、Qtopia、FreeBSDなど、さまざまなOSでも動作したり、Microsoft Wordの「.doc」ファイルフォーマットとの互換性があるのもウリになるだろうとリースナー氏は話す。例えば、Word 6.0/95/97/2000、Word XP、Word 2003、そしてMacintosh版のWordと文書を交換できる。

 このほかHTML、RTF(Rich Text Format)、Pocket Word、プレーンテキスト、およびUnicodeといった幾つかのファイルフォーマットもサポートする。

 Textmakerはまた、Microsoft WordのもうひとつのオルタナティブであるOpenOfficeのファイルフォーマットもサポートする。OpenOfficeはオープンソース製品であり、無償で使えるが、機能追加されたStarOfficeはSun Microsystemsから製品として49.95ドルで提供されている。

 TextMaker 2005のβはSoftMakerのWebサイトからダウンロードできる。英語版に加え、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字)の各バージョンも提供される予定。

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