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» 2005年11月28日 08時19分 UPDATE

「次世代」中堅企業はITで利益を出す:ERP導入で「カスタマイズの限界は3割」と言うけれど…… (4/4)

[杉山 正二,ITmedia]
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導入後のフォローが重要

 どんなに素晴らしいソフトウェアを導入しても、うまく使いこなせないのでは、全く意味がない。私の経験では、おそらく備わっている機能の20%も使いこなせていないのではないだろうか。

 最初から多くの機能(いわゆる Nice to Have)を導入したとしても、すべて使いこなせるわけではないし、始めから完璧な設計ができるわけではない。最初は本当に必要な機能(Must Have)に絞ることが肝要である。

 また、いろいろな例外処理まで含めるのではなく、標準的な処理ができる機能に絞り込んで導入する。導入後に定期的に利用状況をレビューし、さらに機能追加や改善を実施していけばいい。そのためにも、導入プロジェクトの始めから、キーとなるユーザーを巻き込み、導入後のユーザートレーニングや利用状況レビューなどにも、積極的にかかわってもらうような工夫が必要である。

 われわれが、PivotalというCRMソフトウェアをアップグレードした際にも、最初からプロジェクトに多くのキーユーザーを巻き込んで、設計、テストを行った。しかも、導入後、6カ月後にレビューミーティングを開き、各部門からの改善事項を持ち寄り、検討の上、優先順位を付けて、さらに追加開発を行った。

 これによって、ユーザーも当事者意識を強く持つことができ、システムをうまく使おう、自分たちのシステムをより良くしていこうという、前向きな姿勢が定着したように思う。必ずキーユーザーをうまく巻き込むこと、そして、トレーニングや追加開発、改善を含めた十分なフォローアップをすることが重要である。

 これまで、述べてきたように、どのようなシステムであれ、簡単に導入して活用できるようなマジックがあるわけではない。必要なステップを着実にこなしていくしか方法はない。特に、「ITは苦手だ、よく分からない」という経営者や管理職の方は、ITを難しいものととらえるのではなく、経営のための一つの道具だと考えてほしい。そうすれば、自ずと、自社にどんな道具が必要で、どう活用すればいいかを考えられるはずである。恐れずにチャレンジして、是非ともIT活用によって、成果を上げてほしい。

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