「iforum 2005 JAPAN」を開催中のシトリックスは11月29日、企業の情報システムのアクセス基盤を実現するCitrix Access Suiteの最新版、「Citrix Access Suite 4.2」を発表した。
「iforum 2005 JAPAN」を開催中のシトリックス・システムズ・ジャパンは11月29日、企業の情報システムのアクセス基盤を実現するCitrix Access Suiteの最新版、「Citrix Access Suite 4.2」を発表した。
Citrix Access Suiteは、アプリケーションを仮想化して配信する「Citrix Presentation Server」を中核とし、企業内外のあらゆるシステムで一貫したシングルサインオンを実現する「Citrix Password Manager」や、強力なSSL VPNとアクセス制御を提供する「Citrix Access Gateway」で構成されている。
新しいスイートの最大の強化点は、主要なコンポーネントが64ビット対応したこと。広大なメモリ空間を活用できるため、1台のサーバでより多くのユーザーをサポートできるようになるという。
例えば、中核製品であるCitrix Presentation Server 4.0 for Windows Server 2003 x64 Editionsでは、32ビット版のPresentation Server 4.0に比べ、65%以上の増加が見られるほか、MetaFrame XPと比較すると、3倍のユーザーをサポートできるという。企業はサーバを集約することでシステム運用コストをさらに低減できるわけだ。
なお、Citrix Password Managerはバージョン4.1にマイナーバージョンアップされ、64ビット対応のほか、アプリケーション対応や管理面が強化されている。
Citrix Access Gatewayもバージョン4.2へとマイナーバージョンアップされ、Citrix Presentation Serverとの連携が強化された。
各製品の出荷開始日は以下のとおり。
なお、64ビット版は、従来の32ビット版のパッケージに同梱され、ライセンスは共通となる。
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