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» 2005年09月08日 13時04分 公開

Windowsアプリだけじゃない、シトリックスがあらゆるリモートアクセスを支援

シトリックスはSSL VPNアプライアンス「Citrix Access Gateway」を通じて、企業システムへのセキュアなアクセスを支援するという。

[高橋睦美,ITmedia]

 個人情報保護法の全面施行を機に、クライアントPCに情報を保存するのではなく、サーバ側で一括して保存、管理することで保護を図るシンクライアントシステムへの注目が高まった。「Citrix Presentation Server」(旧MetaFrame)を通じて「サーバベースコンピューティング」を提唱してきたシトリックス・システムズ・ジャパンもそうした製品を提供する企業の1つだ。

 同社は並行して、企業システムへのリモートアクセスを保護するSSL VPNアプライアンス「Citrix Access Gateway」を提供することで、「セキュリティを確保しながら、企業の利便性や生産性向上を支援していきたい」(同社マーケティング本部プロダクトマーケティング統括マネージャー、竹内裕治氏)という。既に、シンクライアント端末とCitrix Access Gatewayの組み合わせを検証しているベンダーもあるということだ。

竹内氏 シトリックスの竹内氏

 Citrix Access Gatewayは、いわゆるSSL VPNによって安全なリモートアクセスを実現するアプライアンス製品。SSL VPNのメリットである「手軽さ」「運用の簡便さ」を生かしながら、これまでネックとされてきた利用アプリケーションの制限をなくし、基幹アプリケーションやVoIPなども利用できる点が特徴だ。

 また、オプションとして提供される「Advanced Access Control Option」を組み合わせれば、接続してくる端末のセキュリティ状況を検査する「エンドポイント解析」機能やアクセスコントロール機能を実現できる。エンドポイント解析機能では、OSへのパッチ適用状況やウイルス対策ソフトの定義ファイルのアップデート状況に加え、端末のMACアドレスやドメイン参加状況、プロセスやレジストリまでを検査し、それに基づいてアクセスの可否を決定できる。

 Citrix Presentation Serverに同梱されてきたリモートゲートウェイ機能「Secure Gateway」でも同様に、リモートアクセスが可能だ。しかしSecure GatewayはWindows上で動作するソフトウェアとして提供されるため導入、運用の手間がかかる上、DMZ上で配置することに抵抗を感じる顧客もあったという。

 これに対しCitrix Access Gatewayはアプライアンスとして提供されるため、運用が容易だ。しかも、必ずしもCitrix Presentation Serverと組み合わせて利用する必要はない。単なるVPN機器として利用することも可能だ。

 「シトリックスというとどうしてもWindows系というイメージがあったが、Citrix Access Gatewayは、Windows系であれWebアプリケーションであれ、あらゆるものに対しファイアウォール越しのセキュアなアクセスを提供する」(同社代表取締役社長の大古俊輔氏)。

 Citrix Access Gateway自体は5月にリリース済みだが、同社では出荷開始に伴う販売キャンペーンを実施する。Citric Access Gateway本体の価格は42万4200円で、同時接続数に基づくライセンス料は1同時接続当たり1万6800円、Advanced Access Control Optionは同1万3400円。これに対し11月30日までのキャンペーン期間中は、Access Gateway本体と10同時接続ライセンス料を合わせて35万円で提供する。

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