MS、Exchange 12のβ1リリース

Exchange Server次期バージョンのβ1がリリースされた。コントロールやセキュリティ強化を図り、音声対応の統合型メッセージングプラットフォームを提供する。

» 2005年12月15日 07時55分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月14日、Exchange Serverの次期バージョン「Exchange 12」(コードネーム)のβ1リリースを発表した。2006年後半か2007年初頭に正式リリースの予定。

 Exchange 12ではIT管理者によるコントロールが強化され、セキュリティおよびコンプライアンス機能強化が図られている。迷惑メールを遮断するスパムフィルタ、ウイルス対策の拡張機能などが盛り込まれた。

 エンドユーザーレベルでは音声対応の統合型メッセージングプラットフォームを提供。電子メール、FAX、ボイスメールを受信箱に統合し、固定・携帯電話を含む各種のクライアントに対応した。Outlook Web Accessのアップデート版も組み込まれ、ユーザーがWebブラウザ経由で事実上どこからでも自分の受信箱にアクセスできるようになっている。

 「今日、エンドユーザーは自分の受信箱に世界中から常時アクセスできることを求めており、利用デバイスも拡大している、同時に組織ではスパムやウイルスの脅威、コンプライアンス遵守のニーズに直面している。Exchange 12はこうした課題に対応するための極めて有用なメッセージングソリューションとなる」。Exchange Server担当副社長、デビッド・トンプソン氏は発表文でこう説明している。

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