中小企業の経営課題を解決します――日本商工会議所公認サイトがオープン

日本商工会議所は、地域に密着した中小企業のビジネスを支援するマッチングサイト「CHAMBER WEB」をリニューアルオープンした。Webサイトを通じ、全国523カ所の各地商工会議所の活動と、地域中小企業の活性化を支援する。

» 2006年02月08日 19時28分 公開
[堀哲也,ITmedia]

 日本商工会議所は2月8日、地域に密着した中小企業のビジネスを支援するマッチングサイト「CHAMBER WEB」をリニューアルオープンしたと発表した。経営を支援する情報提供だけでなく、中小企業同士のビジネスマッチングのための機能などを拡充。Webサイトを通じ、523カ所の各地商工会議所の活動と、地域中小企業の活性化を支援する。

 CHAMBER WEBは、2000年年9月から商工会議所の支援事業の詳細情報を会員企業へ提供するために開設された。しかし、地域経済の厳しい状況は続いており、日本商工会議所には各地の会議所からさらなる支援要請が寄せられていたという。そこで、市民参加型の地域ポータルサイト「Qlep」で実績のあるクインランドの技術協力を受け、日本商工会議所の公認サイトという形でリニューアル、Webを通じた支援策を拡充強化した。

 新サイトでは、各地商工会議所のWebサイトと緊密にリンクさせ、各地の会議所の情報配信を支援するだけでなく、経営課題を専門家がアドバイスしたり、集積した地域生活者のニーズを基にしたビジネスマッチングの機会を提供するなど、中小企業のビジネスを支援する機能を数多く盛り込んでいく。商工会議所の会員企業に限らず、非会員企業でも利用できる。

 日本商工会議所常務理事の篠原徹氏は、「仮オープンの1月だけで230万ページビューの上げ、好評をいただいている。地域振興に貢献する全国規模のビジネスマッチングサイトにしたい」と抱負を話した。

 運営はCHAMBER WEB&CONSULTANTが担当し、技術・運営支援はクインランドが行う。初年度500万ページビューを目標とし、商工会議所会員150万事業所のうち30%にあたる45万事業所のビジネスマッチング利用を目指す。

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