オープンシステムの運用管理を可能にするMOM/eXsenjuの連携ソリューション

マイクロソフトとNRIデータサービスは、MOM 2005とeXsenjuの連携モジュールを無償提供し、MOMによるオープン系システムの一元管理を可能にした。

» 2006年02月15日 12時54分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトとNRIデータサービスは2月15日、両社のシステム運用管理ソフトの「Microsoft Operation Manager 2005」(MOM 2005)と「eXsenju」が機能連携するソリューションを発表、同日より提供を開始した。

 両社が「統合運用管理ソリューション」と呼ぶソリューションは、MOM 2005に、NRIデータサービスが提供する連携モジュール「eXsenju管理パック」を介してeXsenjuの持つオープンシステム系の監視機能を組み込むことで、マイクロソフト製品以外の各種システムのモニタリングを可能にするもの。

 企業の業務システムは、主管する部署が個別に開発する場合が多く、さらにそれぞれ稼働するOSが異なることも少なくない。そのため、運用管理ルールや構成基盤の違いによるオペレーションの複雑さや管理コスト、工数の増加が問題となる。そこで両社は、Windowsシステムを管理対象とするMOM 2005とeXsenjuを連携させ、オープンシステムの一元管理によるコストや工数の削減を図った。

 具体的には、Linux、UNIXなどのWindows以外のOS、ならびにOracle、DB2、PostgreSQL、JBossといったDBやApache、WebLogic、WebSphereなどのWebアプリケーションに関する稼働監視、パッチジョブのスケジュールがMOM 2005から一元的に行えるという。また、ネットワーク機器の監視も可能。

 eXsenju管理パックは、NRIデータサービスより無償で提供される。ただし、eXsenjuおよびMOM 2005を利用するユーザーが対象となる。

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