ブロードバンドとWindowsサーバのセットで地域のIT化推進――アッカとMS

アッカとマイクロソフトは、中小企業、自治体、学校など地域コミュニティのIT化推進で協業すると発表した。同時に、さまざまな機器をブロードバンドでネットワーク化するM2M分野でも協力する。

» 2006年03月03日 15時37分 公開
[ITmedia]

 アッカ・ネットワークスとマイクロソフトは3月3日、中小企業、自治体、学校など地域コミュニティーのIT化推進で協業すると発表した。

 地域コミュニティーの各拠点を結ぶ閉域ブロードバンド網と「Windows Server 2003」「Active Directory」を併せて提供することで、地域コミュニティーのIT化するソリューションを開発する。各拠点間を閉域網で接続すれば、拠点ごとにファイアウォールやサーバを設置する必要がなくなり、ネットワーク運用を容易にでき、地域コミュニティーが抱えているIT管理者不足や運用コストの問題を解消できる。併せて、Windows Server 2003とActive Directoryも一括提供することで、サーバのアクセス認証のほか、地域コミュニティーが必要とするソリューションを一括で導入できるようにする。

 両社は近いうちにモデル地域を選定し、同ソリューションを一定期間無償提供するほか、パートナー企業が販売しやすいパッケージ商品を開発していく予定だ。

 また、監視カメラや自動販売機、RFIDなどさまざまな機器をブロードバンドでネットワーク化するM2M(マシンtoマシン)の分野でも協力する。アッカのブロードバンド網とマイクロソフトの組み込みシステム向け製品群「Windows Embedded」などを利用したM2Mブロードバンドソリューションを、組み込み技術パートナーにワンストップで提供し、市場創造のスピードアップを支援する。

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