日本市場で求められるデータベース機能を挙げてみる進化する!データベーステクノロジー(4/4 ページ)

» 2006年05月26日 07時00分 公開
[ITmedia]
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用途に合わせてオプション機能を選択する製品構成

 HiRDBの製品構成は、対象とする規模や機能が異なるエディションを用意しているのではなく、用途に合わせてオプション機能を導入する仕組みになっている。データベースの基本機能を提供するサーバ製品、サーバの機能を拡張するオプション製品、ランタイム実行環境を提供するクライアント製品、さらに運用支援やデータ連携、コンテンツ管理などを行う各種関連製品がある。サーバ製品には、1台のサーバでデータベースシステムを構築する「HiRDB/Single Server」、パラレル構成が可能な「HiRDB/Parallel Server」を用意。オプション製品には、不定型データを扱うオブジェクトリレーショナルデータベースに拡張する「Object Option」、HiRDBの可用性を高める「HiRDB Advanced High Availability」、データの格納先表のデータを分割して格納する「HiRDB Advanced Partitioning Option」、ディレクトリサーバと連携するための「HiRDB LDAP Option」などがある。

 また、対応OSの幅広さもHiRDBの特徴。HP-UX、AIX5L、Solaris、Linux、Windowsなど主要なエンタープライズサーバOSには、ほぼ対応しており、動作プラットフォームを選ばない。

 HiRDBは、JP1やストレージとの連携など統合ベンダーである日立のメリットを活かし、さらにWORMなど今後日本で需要が高まる機能も搭載するなど、国内のニーズに合わせた進化をした。これは国産データベースならではといえるのではないだろうか。

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