規則を守らないユーザーはネットから遮断――クオリティがポリシー強制ソフト

クオリティは、会社で利用禁止のソフトを導入したPCのネットアクセスを遮断するなど、業務上好ましいシステム構成へと誘導するツールを発売する。

» 2007年01月17日 18時31分 公開
[ITmedia]

 クオリティは1月17日、クライアントPCにセキュリティポリシーを自動的に適用し、最適なセキュリティレベルに維持するツール「eX LIC(Lead Ideal Composition)」を発表した。資産管理/PC構成管理ソフト「QAW/QND Plus」のオプション製品で、ポリシーに違反するPCに対して、業務上理想的なシステム構成に自動的に誘導することが可能。

画像 QAW/QND Plusと連携し、告知メッセージを画面上にポップアップ表示させてウイルス対策ソフトの定義ファイルなどのセキュリティ環境の更新を促すこともできる

 eX LICでは、各クライアントPCから収集したソフトウェア情報を基に、会社で利用が許可されていないソフトウェアがインストールされているPCに自動的に「警告」を出し、ユーザーの自発的な是正を求める。それでも改善されない場合は、Webアクセスやネットワークアクセスを遮断するなど削除の強制を行う。ユーザーがWebブラウザを起動した際にアンインストールを促すメッセージを表示、対象のソフトを削除するまではアクセスできないようにする。

 また、eX LICに情報を登録してある業務ソフトをインストールしていないクライアントに対して、導入するまで当該PCのWebアクセスを遮断することもできる。さらにセキュリティ対策として、クライアントPCにWindowsやOfficeのセキュリティパッチを自動配布し、PCのバックグラウンド処理でパッチを適用することが可能だ。

 eX LICの価格はオープン。100クライアントの場合の参考価格は、クライアント1台当たり4120円。1000クライアントの場合は1台当たり3660円となる。1月19日より発売開始される。

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