携帯からサイボウズのグループウェアなどが利用可能に

サイボウズは携帯電話から同社のグループウェアやメールシステムを利用できるASP型のVPN接続サービスを開始した。

[ITmedia]

　サイボウズは3月5日、携帯電話から同社のグループウェア（G／W）やメールシステムなどを利用できるASP型のVPN接続サービス「サイボウズ リモートサービス」を開始した。

システム概要図

　同サービスは、専用のVPN環境を用意しなくても携帯電話からセキュアにアクセスできるもの。大規模企業向けG／W「ガルーン 2」と中小規模向けG／W「Office 6」、Webデータベース「デヂエ」、メールシステム「メールワイズ」が、リモートサービスに対応する。

　サイボウズのG／W導入企業は2万社以上に及ぶが、約2000社が社外からのアクセス環境を整備しており、モバイル端末からのセキュアな利用を求める声が多いという。

　リモートサービスを利用する場合、企業ではG／Wなどがインストールされたサーバにリモートサービス用のソフトウェアとサーバ証明書を追加インストールする。ユーザーは、携帯電話端末や社外利用が可能なノートPCにクライアント証明書をインストールするだけで接続できる。

　サイボウズ子会社でデータセンター運営のクロス・ヘッドのリレーサーバを経由してSSL暗号化通信で接続されるため、セキュリティが確保されるという。料金は、最小構成10ユーザーの場合で年間7万8000円（税別）。別途、導入費用3万円（同）が必要となる。

　動作環境は、Windows Sever 2003／2000 Professional／2000 Server／XP Professional、Red Hat Enterprise Linux AS／ES、MIRACLE LINUX V4.0、Turbo Linux 10server、SUES Linux 9／10。携帯電話は、iモード、ステーション対応Yahoo！ケータイ、WAP2.0対応EZ web、AIR-EDGE PHONEに対応する。