日本オラクル、通信・メディア業界向けの新戦略を発表

日本オラクルが、通信・メディア業界向けの専任組織を発足させ、同業界向けアプリケーション製品群、「Communications Industry Suite」を日本市場で本格展開する。

» 2007年03月19日 14時07分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは3月19日、通信業界向けの新戦略を明らかにした。通信・メディア業界向けの専任組織を発足させ、通信・メディア業界向けアプリケーション製品群「Communications Industry Suite」を日本市場で本格展開する。

 通信・メディア業界には、「プロビジョニング」「サービスアクティベーション」「ネットワークインベントリ管理」「メディエーション」といった、業界特有のプロセスがあるが、これらを支援するアプリケーションは手作りで構築されている場合がほとんどだという。

 日本オラクルでは、データベースを中心とした通信・メディア業界における実績を基盤に、アプリケーション分野においても取り組みをより一層強化し、同業界におけるオラクル製品の導入促進を加速したいとしている。

 日本オラクルはこの日、CRM製品であるSiebelの通信業界向け顧客管理アプリケーションである「Siebel Communications」と、請求・収益管理のアプリケーション「Oracle Communications Billing and Revenue Management」(旧PORTAL)を新たに日本市場に投入すると発表した。これらの新製品と、OSS(Operation Support System:通信網運用支援システム)におけるサービスフルフィルメントを支援するアプリケーション、「MetaSolv(メタソルブ)」やOracle E-Business Suiteの通信業界向けソリューションである「Network Asset Lifecycle Management」などを統合し、通信・メディア業界向けアプリケーション製品群「Communications Industry Suite」として通信業界に幅広く提案していくという。

 なお、同社は、通信・メディア業界向け専任組織として「Communications Global Business Unit Japan」を発足させた。この組織は旧ポータル・ソフトウェア・ジャパンのスタッフを中心に構成され、日本におけるビジネスを推進していくという。

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