UBICとソレラ、数Gbpsクラスのパケットキャプチャが可能なフォレンジックサービス

UBICはソレラネットワークスと協業し、パケットキャプチャアプライアンスを用いた「パケット保存システムでの調査支援サービス」を提供する。

» 2007年04月10日 12時55分 公開
[ITmedia]

 コンピュータフォレンジックを専門とするUBICは4月9日、ソレラネットワークス ジャパンと協業することを明らかにした。ソレラネットワークスの高速パケットキャプチャ技術を活用し、「パケット保存システムでの調査支援サービス」を提供する。

 UBICではこれまで、情報漏えいや内部不正などの事故が発生した際に、コンピュータ内に残る痕跡を調査し、法的な問題解決に必要な証拠保全や関連情報の収集を行うデジタルフォレンジックサービスを提供してきた。

 新たに提供されるパケット保存システムでの調査支援サービスでは、ソレラネットワークスのパケットキャプチャアプライアンス「SoleraDSシリーズ」を用いて、通信データのキャプチャを行う。SoleraDSシリーズでは、最高4Gbpsを超えるネットワークトラフィックについても、パケットロスなしにデータ収集が可能という。ここで収集したデータに対してUBICの専門調査技術者が解析を加えることにより、迅速に鑑定結果を提供できるとしている。

 パケット保存システムでの調査支援サービスの価格は、「DSライト」が年額200万円、「DSスタンダード」は年額300万円。別途DSシリーズが必要となる。調査方向書作成に要する期間は、標準で3日間という。

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