おサイフケータイ向け情報配信システムを開発、大日本印刷

大日本印刷は、FeliCa対応の携帯電話をかざすだけで利用できる情報配信システムを開発した。

» 2007年05月07日 12時24分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷(DNP)は5月7日、FeliCa対応の携帯電話向け情報配信システムを開発したと発表した。同システムを利用したASPサービスを8月から開始する。

 開発したシステムは、小型の情報配信用端末「PetitPorta」(プチポルタ)とURLを管理するサーバで構成されている。店頭広告などに組み込んだプチポルタにFeliCa対応携帯電話をかざすと、情報コンテンツのあるWebサイトのURLが携帯電話へ配信される仕組みとなっている。

PetitPortaの活用事例

 DNPでは、従来からポスターサイズの大型の情報配信システムを提供している。新システムは小型サイズで、フリーペーパーの配布ラックにも設置できるなど、自由度の高い情報配信システムの利用が可能になるという。

 利用企業では、配信するURLをWeb管理画面で設定することができ、プチポルタへの設定は不要。また、URL管理サーバではアクセス数を集計できるため、会員情報と紐付けすることでマーケティング情報として活用できる。

 利用価格は、プチポルタ5台(貸与)とURL管理サーバを1週間利用する場合で19万8000円(税抜き)。長期利用やカスタマイズなどの費用は個別見積りとしている。

 同サービスに対応する携帯電話端末は、NTTドコモの902i/903iシリーズおよびSO703i、F703i、N703iD、SH703i、F702iD、auとソフトバンクモバイルのFeliCa対応全機種となっている。

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