ソニック ソフトウェア、SOAによるアプリケーション統合基盤のSonic ESBをバージョンアップ

ソニック ソフトウェアは、SOAを利用したアプリケーション統合基盤「Sonic ESB 7.5」の出荷を5月30日から開始した。

» 2007年06月01日 19時36分 公開
[ITmedia]

 ソニック ソフトウェアは、SOAを利用したアプリケーション統合基盤である「Sonic ESB」の最新版となる7.5の出荷を5月30日から開始した。

 Sonic ESBは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)によるアプリケーション統合のための基盤となる、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)を実装した製品。全社規模の物理的に分散された環境を統合するインフラ構築のためのソフトウェアとして、さまざまなテクノロジーとのシームレスな相互運用性を提供し、SOAに対応する。Sonic ESB 7.5では、WS-BPEL2.0に完全準拠した製品ライナップとして「Sonic BPEL Server」を新たにサポートした。Sonic BPEL Serverは、Sonic ESBのルーティング機能に、WS-BPEL2.0準拠のサービスオーケストレーション機能を付加する。企業インフラの中の異なるプラットフォームを統合するサービスオーケストレーションによって、構築からテスト、配備まで、開発者の生産性を向上させることができる。

 同社はこの日、SOA環境においてシステム間で交換される情報の意味的な整合性に関わる「セマンテック・データ統合」の問題に対応する製品「DataXtend Semantic Integrator(DataXtend SI)」を国内で発売することも発表している

 Sonic ESB 7.5とDataXtend SIとを同時に適用することで、構築されたSOA基盤において共有するアプリケーション間でデータの整合性を調整し、管理するための新しいセマンテック・データ統合テクノロジーを利用することが可能となる。SOA基盤がもたらす俊敏性と再利用のメリットを、データ統制の面からも確実に享受できるようになる。

 Sonic BPEL Serverの価格は1CPUあたり312万5000円となる。

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