PCを“擬似”シンクライアントに、コネクトワンが指紋認証付きUSBを発売

コネクトワンはさまざまなPCを“擬似”シンクライアント端末として利用できる指紋認証機能付きUSBメモリを発売する。

» 2007年06月26日 13時35分 公開
[ITmedia]

 コネクトワンは6月26日、一般のPCをシンクライアント端末化してリモートアクセスが行える指紋認証付きUSBメモリサービスを発表した。7月1日から提供を開始する。

 このサービスは、指紋認証機能を搭載するUSBメモリを通常のPCに装着することで、PC端末を一時的に“擬似”シンクライアント端末にし、社外からメールサーバやグループウェアなど社内システムを安全に利用することができる。

 USBの指紋認証と社内システムの認証を組み合わせることで第三者による不正利用を防止する。また、シンクライアント利用時にPC端末内へのデータ保存や印刷などの操作を禁止し、データの編集や保存はUSBメモリ領域で行う。USBメモリのデータは暗号化されるため、紛失などによる情報漏えいのリスクを軽減できる。

 利用価格は、50ユーザー版のライセンス料が84万円、指紋認証機能付USBメモリが一台当たり2万7800円となる。このサービスでは、携帯電話やPHSのブラウザで社内システムの情報を利用するサービスとライセンスを共有でき、利用シーンに応じて1つのライセンスでPCと携帯電話を使い分けることができる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ