NECエレ、中国CCDTと衛星STBソリューションを共同開発

NECエレクトロニクスは、中国のCCDTと共同でDVB-H規格に対応した衛星放送用STBのソリューションを開発した。

» 2007年07月09日 19時43分 公開
[ITmedia]

 NECエレクトロニクスは7月9日、中国のBeijing Cycle Century Digital Technology(CCDT)と共同で画像処理システムLSI「EMMA」を用いた衛星放送受信用セットトップボックス(STB)向けのソリューションを開発したと発表した。

 開発されたソリューションは、NECの「EMMA2SL/S」を搭載するリファレンスボードとSTBを動作させるアプリケーションソフトで構成されている。NECエレがEMMA2SL/Sの技術情報をCCDTに開示し、ドライバソフトの開発も行った。またCCDTが開示情報を基にリファレンスボードの設計とアプリケーションの開発を行っている。

 主な特徴は、(1)欧州・中国向けの衛星デジタル放送規格「DVB-S」の復調回路を内蔵する、(2)視聴可能チャンネルを自動スキャン、(3)放送映像をテレビ画面に4/9/10/13/16のパターンで分割表示――などとなっており、アナログ放送でも欧州規格を採用する中国のテレビ市場において、ソリューションの導入企業は短期間かつ低コストで衛星デジタル放送用STBシステムを構築できるとしている。なお、ソリューションはCCDTが中国市場向けを中心に販売を行う予定。

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