NTTドコモとアッカは、アッカが設立したWiMAXの事業企画会社「アッカ・ワイヤレス」へのドコモの出資と事業運営で正式に合意した
NTTドコモとアッカ・ネットワークスは8月31日、アッカが設立したWiMAXの事業企画会社「アッカ・ワイヤレス」に対するドコモの出資および事業運営で提携することに正式合意した。
WiMAXを巡っては、総務省が9月10日から申請受付を開始する2.5GHz帯を利用した広帯域移動無線アクセスシステムに関する免許方針の中で、既存の第3世代サービスを提供する携帯電話事業者の参入制限を課している。このため、携帯各社は水面下で異業種企業も含めた連携を模索してきた(関連記事)。
ドコモとアッカの提携合意に基づき、アッカ・ワイヤレスは正式に事業免許の申請を行い、免許取得後は事業主体としてWiMAXサービスを提供する計画。アッカは、アッカ・ワイヤレスに対する有線ネットワークの運用や営業など事業運営を担い、ドコモはWiMAXネットワークの構築と無線技術に関してアッカ・ワイヤレスを支援する。
またアッカ・ワイヤレスは総額720億円規模の増資を計画しており、増資後の出資比率はアッカが約41.6%、ドコモが26.4%となる見込み。免許方針では携帯電話事業者が申請会社に出資する場合の比率を3分の1以下に制限しており、ドコモはこの制限に従った。ドコモとアッカでは、ほかの企業からの出資を呼びかけている。
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