NTTドコモ、USB型のHSDPAデータ通信機器を公開

NTTドコモは、MCPCモバイルソリューションフェアでHSDPA対応のUSB型データ通信端末「A2505」を公開した。

» 2007年09月07日 22時54分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 NTTドコモは、9月7日に開催されたMCPCモバイルソリューションフェアの会場ブースでHSDPA通信に対応したUSB型データ通信端末「A2505」を公開した。間もなく発売されるという。

A2505

 A2505は、下り最大3.6MbpsのHSDPA通信方式を採用する「FOMA HIGH-SPEED」と通常のFOMAサービス(上下最大384kbps)に対応し、NTTドコモの3Gローミングサービス「WORLD WING」が提供されている海外のW-CDMAサービスも利用できる。

本体と付属品一式

 同端末は韓国のAnyDATAが製造し、ドコモが韓国の携帯電話事業者KT Freetelと共同で調達する。本体のほか、PCのディスプレイなどに固定するためのフォルダ、延長ケーブルが付属している。接続用アプリケーション「コネクションマネージャー」では、FOMA網への接続操作に加えて、パケットカウンタやショートメッセージの送受信、アドレスデータの管理が行える。

 対応OSは、Windows 2000 Professional SP4以降/XP HOME SP2およびProfessional SP2以降/Vista 32ビット版および64ビット版となっている。

PCに接続した場合

 ブースでは近隣の基地局へ実際に接続した状態での通信速度テストのデモンストレーションが行われ、gooのテストサイトでは下りで1.5〜2Mbpsの通信速度がコンスタントに計測された。

 A2505は、ブースの説明員によれば「もう間もなく発売する」とのこと。利用するには「moperaU」プランの契約が必要になる。説明員によれば、PC接続時は従量課金となる現在の通信料金について、定額制などの導入を検討しているという。

関連キーワード

NTTドコモ | データ通信 | FOMA | HSDPA


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ