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» 2007年12月18日 07時00分 公開

安価なエネルギーはどこだ!:牛ふんはデータセンターを救う (1/2)

データセンターにおいて、エネルギーの確保は今や重要な課題となっている。各社のCIOが知恵をしぼった、さまざまな施策を紹介する。

[Tom Kaneshige,TechTarget]

このコンテンツは、オンライン・ムック「サーバ祭2007」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


多彩なエネルギー確保の手段

 エネルギー確保に関するクリエイティブな考え方は、今やCIOの重要な仕事の一部となりつつある。牛のふん尿から発生するメタンガスを安価なエネルギー資源として活用することから、屋根を開閉式にして風通しを良くすることまで、そのアイデアは尽きるところがない。実際、最近では冬場の冷気を“無料のエアコン”として活用する経済的なシステムも出てきた。

 水冷方式もここにきて再び注目を集めている。またソーラーパネルを設置して太陽光エネルギーを利用する動きも活発だ。カリフォルニア州ロモランドのWebホスティング会社AISO.Netでは、データセンターに導入した120台のソーラーパネルで水冷サーバを稼働させている。同社では今後、直射日光に強い植物を使ってデータセンターの屋上緑化を進め、冷暖房エネルギーを最大50%削減する計画だ。

 「われわれは従来から常にグリーン化を意識し、そうすべきであると考えてきた」と強調するのは、同社のCTOフィル・ネイル氏だ。彼は、妻のシェリー・ネイル氏とともに会社の共同オーナーでもある。

 一方、バミューダの印刷会社ビスタ・プリントでは仮想サーバの導入に加え、カナダのウィンザーに新しいデータセンターの建設を決めた。その地を選んだ理由は、水力発電による安価な電力が利用できることだった。当初検討していたマサチューセッツ州レキシントンなどより、平方フィートあたりのエネルギーコストは60%安くなるという。「“グリーン”は、ロケーションを選択するときの重要なファクターになった」とCOOのセビュラ氏は言う。

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