大正製薬は、自社運用していた社内情報システムをNECに委託する。経営資源の集中はもとより、情報活用体制およびシステム関連企画力の強化、災害対策の充実などを図る。
大正製薬は、社内情報システムの運用に関連する業務をNECに委託する契約(フルアウトソーシングサービス基本契約)を締結した。大正製薬およびNECが10月28日に発表した。
本契約の背景には、医薬品業界を取り巻く環境の厳しさがあるという。大正製薬は、これまで自社運用してきた情報システム関連業務をNECに委託することで、経営資源の集中を図る。
大正製薬がNECへ委託する領域は、システムの「管理/開発/運用/保守」となり、企画業務は従来どおり大正製薬が行う。これにより大正製薬は、情報技術活用体制の構築や、情報システム活用に関する企画力を強化する。またNECのデータセンターを利用することでの運用体制安定化、災害対策の充実を目指す。
なおNECは、大正製薬との協力関係から得られたノウハウを、サービス事業拡大につなげるという。
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