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» 2007年12月31日 07時01分 UPDATE

オルタナブログ通信:2007年、オルタナブロガーをにぎわせたよもやま話 (1/2)

2007年も終わり、2008年へ。国会では、UFO論争が勃発。電子マネーの普及が進む中で、パスネット廃止も発表された。そして、「初音ミク」と「JASRAC」……オルタナティブ・ブロガーは、そんなIT関連ネタから世相にいたるまで、独自視点で発信していく。

[森川拓男,ITmedia]

2007年、IT関連の流行語とは

 「現代用語の基礎知識」が選んだ2007ユーキャン新語・流行語大賞では、「(宮崎を)どげんかせんといかん」と「ハニカミ王子」が選出された。このほかには、「(消えた)年金」「そんなの関係ねぇ」「どんだけぇ〜」「鈍感力」「食品偽装」「ネットカフェ難民」「大食い」「猛暑日」といった言葉がトップテンに入っている。

 さて、IT関連での流行語といったら何だろうか?

 ITmedia海外速報部・澤由紀子氏「海外速報部ログ」スパムよりましなのはベーコン?に、米「ニューヨーク・タイムズ」の「今年のバズワード」からIT関連の流行語が幾つか紹介されている。個人的に、「bacn(ベーコン)」という言葉にはなるほどと思った。また、「e-mail bankruptcy(メール破産)」も、ベーコンと合わせ技で筆者が陥っている状況のような気がしてならなかった。アメリカでの話ではあるが、読者はどのように感じただろうか。

 また、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」「ミクる」は伝説になるのかでは、「ミクる」という言葉を取り上げている。これもなかなか興味深い見解だ。いろいろ複合的な意味が含まれるというか、変化していくのだろう。

 さて、流行語ではないが、「Web of the Year 2007」の結果を受けて林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」Web of the Year 2007結果発表を見て・・というエントリーが投稿された。ここから新たな流行語が生まれるのも間違いないところだと思うので、注目したいと思う。

「初音ミク」と「JASRAC」に注目集まる

 ITにまつわるニュースは世間を賑わしている。そういったITに関する時事ネタなどを、150組のオルタナティブ・ブロガーが独自の視点から日々発信しているITmediaのビジネス・ブログメディアが、「オルタナティブ・ブログ」だ。この「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から幾つかピックアップして読者へナビゲーションする目的で連載しているのが、「オルタナブログ通信」である。

 12月20日〜12月26日にかけて投稿された180近くのエントリーの中から、冒頭で触れた「IT関連の流行語」のほか、「UFO論争」「パスネット」「JASRAC」「カテゴリ」などといったキーワードに、今回は注目してみた。これらのキーワードを軸として、オルタナティブ・ブログに投稿された各エントリーの中から、筆者の視点でピックアップさせていただいたので、読者が「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしていただければ幸いだ。

graph20071227.gif 12月20日〜12月26日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 例によってオルタナティブ・ブログの「見える化(可視化)」も推進しているので、参考までに見てほしい。12月20日〜12月26日を「12月3週」として、過去8週分の投稿数データをグラフ化したものである。

 今回も前回に引き続いて微減だった。やはり、年末が近いということで、ブロガーは多忙だったのだろうか。年末年始にかけてどうなるのか、注視したいところだ。

 ここで、12月17日〜12月23日の週間アクセスランキングから注目点を紹介したい。

 今回は見事なまでに特定の話題に集中した。「初音ミク」と「JASRAC」関係ネタ、そして著作権絡みネタがベスト10内のうち9つを占めたのだ。違ったのは、3位に入った今年一番のがっかりはVista(海外速報部ログ)だけである。

 中でも、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」からのランクインが5本と群を抜いて多かった。1位に初音ミク、JASRACデビュー、2位に「初音ミク、JASRAC登録」に対する公式見解、5位にそろそろ初音ミクのライブを見たい、6位に「初音ミク作家協会」が生まれるべきかも、9位に「初音ミク、JASRACデビュー」取り消しといった具合である。

 次いで栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」からは4位のJASRACと信託契約を結ぶ場合の課題についてと10位のひこにゃんのその後についての2本が、そして石坂渉氏「Web屋さんのココロえ」からは7位の、初音ミク騒動の変。そして、8位の何もしないで守れといわれてもねえ、の2本ずつがランクインしている。いずれも、著作権や初音ミクに絡んだエントリーだ。

 今回は、JASRACと初音ミクに関する動きからか、読者の注目を集めたようだ。なお、このことに関しては後述する。

 それでは、12月20日〜12月26日のオルタナティブ・ブログではいったいどのような話題が投稿されてきたのか、幾つかを見ていきたい。

国会のUFO論争

 国会が再延長され、ついに越年国会になった。個人的には、延長した以上、しっかり仕事をしてほしいものだと思うが、どうもやる気が感じられない。そうというのも、本来議論しなくてはならないことを放っておいて、別のことをしているからだ。

 その1つが、加山恵美氏「C'est la vie」ヒーローたちを通じて法律を考える本でも取り上げられた「UFO論争」だ。筆者の個人的な見解をさせていただければ、UFOに関して政治家が議論することはアリだと思う。UFOとは、「未確認飛行物体」であり、別に「異星人の円盤」ではないからだ。UFOに関して、さまざまな議論もあるわけで、「夢」だとかではなく、「国防」の見地からしっかりした見解を示すべきだろう。

 ただし、それは“今”やることではない。今、国会でやるべきことはたくさんあるはずだ。年金だとか、防衛省の問題だとかさまざまなことがある。とにかく、余計な税金を使ってまで会期を延長したのだから、キチンと仕事をしてほしいものだと思うのだ。UFO論争はそれからでも十分ではないだろうか。

 なお、加山氏の最後のつぶやきは、その通りだと思う。あくまでも仮定ではあるが。

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