HP、PoE対応のL2スイッチを新たに発売

ネットワーク製品部門である日本HPのHP ProCuveは、最新版のエッジスイッチを発表した。高機能、低価格が売りだという。

» 2008年02月07日 11時50分 公開
[ITmedia]

 日本HPは2月6日、IP電話、無線機器、IP監視カメラなどのネットワーク機器を統合管理するレイヤー2(L2)スイッチ「ProCurve Switch 2610」シリーズを発売した。

 新製品は、IEEE 802.3afに準拠した電力供給の技術であるPoE(Power over Ethernet)に対応した「ProCurve Switch 2610-24/12PWR」「2610-24-PWR」「2610-48-PWR」と、未対応の「2610-24」「2610-48」の5種類で構成される。

 IPマルチキャストトラフィックを制御し帯域の無駄をなくす「Data-Driven IGMP」、IP電話を自動的に設定する「LLDP-MED」など音声および映像データの統合に適した機能を追加した。トラフィックに異常を発見したらパケットを閉じて脅威を防ぐネットワーク監視(sFlow)技術を搭載し、アクセス制御リスト(ACL)が最大254エントリーに拡張するなどセキュリティ機能も強化した。従来製品と比べて筐体の奥行きが約10センチ短くコンパクトになった。

新製品を説明する伊佐治氏 新製品を説明する伊佐治氏

 PoE対応による他社製品との互換性について、プロカーブネットワーキングビジネス本部の伊佐治俊介マーケティングマネジャーは「随時検証テストを進めている」と話した。IP監視カメラでは松下電器やキヤノンと協力関係にあるほか、IP電話は今後IPテレフォニー企業とテストを進めていくとした。

 価格は、2610-24が8万2000円、2610-48が14万2000円、2610-24/12PWRが12万8000円、2610-24-PWRが20万8000円、2610-48-PWRが35万6000円。

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