――そうした中で、オラクルで何ができると思いますか?あるいは、どうありたいと思いますか?
井上 大胆なことはまだ考えていません。少なくともやっていきたいのは、会社のミッションや自分に課されている目標以外で、お客様のためになるサービスを構築したり、社内の業務プロセスを効率化したりと、小さなレベルから考えてみたいと思います。
今いる部署は自由な環境で、上司が承認したら何でもすることができます。実際、毎月プレゼンをして、内容が良ければ採用されます。
川本 5年後、10年後には指名されるようなコンサルタントになりたいです。実際、先輩にそういう方がいるので、一歩でも近づけるように実績を残していきたいです。
田中 せっかくグローバル企業にいるので、もっと海外のコンサルタントと一緒に働きたいです。今は、資料の共有やメールベースで技術情報やノウハウの交換をしている程度なので、今後は海外のプロジェクトに参加して実務経験を高めていきたいです。
――米国本社への異動は多いのですか?
田中 海外のプロジェクトを日本で展開する際に、日本のコンサルタントを招集するということはあるようです。
岩本 わたしの部署では、USとのやりとりはメールや電話がほとんどで、直接会うことは少ないので、例えば米国へ技術を学びに行く機会などがもっと増えたらいいと思います。そういう機会ってあるのかな?
田中 部署によりますね。新製品が出るたびに米国に行くコンサルタントの人もいますね。
丁 オラクルをもっと一般の人にも知ってもらえる会社にしたいです。これだけ製品も豊富なのに、IT業界にいない人にはまだ認知度が低いです。これからITがさらに進んでいくことで、例えば電化製品を管理するシステムなど生活に身近なものを開発していけば、より多くの人に知ってもらえるのではないかと思います。
――ところで、なぜオラクルを選んだのですか?
井上 わたしはITベンダーをいろいろと見て回りました。ただし、オラクルのように基盤からアプリケーションまで幅広い製品ラインアップを持つ企業は少なかったです。会社の雰囲気や社員も重視して決めました。
丁 わたしも会社の雰囲気が気に入りました。社内に熱帯魚や鳥などがいて、とても癒しを大切にしている会社だなと思いました。
田中 面接の雰囲気ですね。ほかの会社と違って、自分自身を見てくれている気がしました。「あなたはどういう人間なの?」と真剣に話を聞いてくれました。
川本 あこがれがありました。米国にいたこともあり、Oracle、Microsoft、Googleなどは雲の上の存在で、それが興味を持った最初のきっかけでした。
岩本 わたしもコンピュータサイエンスを勉強していたので、あこがれがありました。自社で有名なソフトウェアを開発しているので、深い技術が習得できるかなと考えながら受けました。最終的には、面接の中で出会った人や会社の雰囲気で選びました。
影山 わたしは技術に魅力を感じました。ベンダーだと新製品をどんどん発信していく立場なので、IT業界で新しい技術を一番先に知れるはずだという期待がありました。
――最後に、オラクル特有の文化や変わったことがあれば教えてください
一同 やはり、犬(ウェンディ・ウェンディ)ですね。
井上 ウェンディは、毎週決まった時間に社員の席まで来るのですよ。この前昼休みに弁当を食べていたら、自分のいすの真下で寝転がっていました。とても癒されます。
岩本 人なつっこいよね。
井上 ウェンディを見た日は、幸せな気分になれます。肉球を触っても嫌がらないのですよ。だから触り放題。
一同 (笑)
井上 しかも、社員証をぶら下げていて。社員番号が「0」だっけ?
丁 大先輩ですね。
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