東芝とKDDI、au通信機能内蔵のノートPCを発表

東芝とKDDIは、au携帯電話網への接続機能を内蔵したモバイルノートPC「dynabook SS RX」を発表した。

» 2008年03月17日 17時50分 公開
[ITmedia]

 東芝とKDDIは3月17日、au携帯電話網への接続する通信モジュールを内蔵したモバイルノートPC「dynabook SS RX」を発表した。KDDIはモジュール内蔵PC向け料金プランを3月24日から開始し、東芝は新製品を3月25日に発売する。

dynabook SS RX

 新製品は、auのCDMA 1X(CDMA 2000 1X EV-DO Rev.0)網を接続先とする広域無線通信(ワイヤレスWAN)モジュールを内蔵。下り最大2.4Mbps、上り最大144kbpsのデータ通信が利用でき、auショップなどで手続きすることなく、ノートPCから直接KDDIにサービスの利用を申し込める。プロトコルやアプリケーションの利用制限は原則としてないが、回線が混雑している場合や大容量のデータ送受信をする際に、ネットワークの負荷を緩和するため、通信速度の抑制や接続を遮断する場合があるという。

PCに内蔵される通信モジュール「KCMP」

 通信モジュールを内蔵することで、データ通信カードを別途用意する手間がなく、また耐衝撃性にも優れるという。また、データ通信カードの紛失や不正利用などのリスクが軽減されるという。

 製品本体は、「true mobility」をコンセプトに最薄部19.5ミリメートルの携帯性を実現。また、128Gバイトのフラッシュメモリドライブを搭載するモデルなど、企業向けに60機種、店頭販売向け3機種、Web販売向け4機種の合計67機種をラインアップし、3月25日から順次発売する。企業向けベースモデル「dynabook SS RX1 SE120E/2W」の参考価格は34万5660円からとなっている。

 KDDIでは、通信モジュール内蔵PC向けのデータ通信プラン「WIN通信機能搭載PC定額」を3月24日から始める。同プランは、月額基本料2205円に、0.0525円/1パケットのデータ通信料が従量課金されるが上限額が3780円に設定されている。実質的に最大月額5985円の定額制といえるプラン。同プランに対応するのは、dynabook SS RXのほか、レノボ・ジャパンの「ThinkPad X61」「ThinkPad X61s」、ダイアローグ・ジャパンの「FlyBook VM」「FlyBook V5」の計5機種となっている。

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