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» 2008年04月25日 14時00分 UPDATE

「1年の集大成」――JJUG CCCで次の時代を照らすJava

4月30日に日本Javaユーザーグループが開催する「JJUG Cross Community Conference 2008 Spring」では、Javaデベロッパーでない方でもJavaが持つ無限の可能性を知ることができるだろう。

[ITmedia]

 「地方に閉じず」「技術に閉じず」「Javaに閉じず」――3つの“閉じず”をスローガンに掲げた日本Javaユーザーグループ(Japan Java User Group:JJUG)の結成から1年が経過した。

 過去10年を振り返ると、Javaを取り巻く状況というのは大きく変化したといえる。その変化を誰よりも強く感じているのは、ほかならぬJavaコミュニティーではないか。それ故に、ほかのコミュニティーと積極的に交流を図り、自らその殻を打ち破ろうとこの1年、さまざまな活動を通じてきたわけだが、1年目の集大成と位置づけるイベント「JJUG Cross Community Conference 2008 Spring」が4月30日に東京・千代田区にある秋葉原ダイビルで開催される。

 今回のイベントの基調講演に招かれたのが、ドン・ファーガソン氏。同氏は元IBMのフェローとして、ソフト部門のチーフアーキテクトを務めていた人物だ。もっとも、こうした肩書きより、WebSphereやEJBの生みの親といった方がなじみのある方も多いだろう。IBMを退社後はMicrosoftに移ったが、その後ほどなくしてComputer Associatesに入社した同氏。J2EEについて語らせれば右に出る者はいないであろう彼は、これからの企業システムがどうあるべきなのかを深い洞察をもって語るはずだ。

 20を越えるセッションには、JRuby on RailsやGlassFishといったNetBeansを取り巻く状況を解説するセッションや、JavaによるWebアプリケーション開発で利用可能なフレームワークを把握するためのセッションがズラリと並ぶ

 JJUGの会長であり、この4月から活動の場所を東京に移した丸山不二夫早稲田大学客員教授も、Googleが昨年発表した携帯電話向けの包括的プラットフォーム「Android」にかんするセッションで観衆を迎える。「技術に閉じず」「Javaに閉じず」の考えがここにも見て取れる。

 セッションのタイムテーブルで、ひときわ刺激的なタイトルで目を引くのが、Seasarの開発者として著名なひがやすを氏の「ITゼネコンをぶっつぶせ」。JavaによるWebアプリケーション開発においてITゼネコンはなぜ強いのかを考えるに、そうしたゼネコンが持つ資本の力も介在していることは疑いようもないように思えるが、技術力での勝負を挑んだとき、単価を下げる以外の提言がなされるのか、また、インドや中国といったオフショアとの勝負にどう打ち勝つのか、注目したいセッションだ。

 「地方に閉じず」「技術に閉じず」「Javaに閉じず」――このスローガンを掲げてこの1年活動してきたJJUGは、周りから一見すると地味な1年に映ったかもしれない。しかしこの活動は、Javaがさらなる成長を遂げるための助走だったのではないか。クラウドコンピューティングに代表される新たな世界が開けつつある今だからこそ、Javaが持つ可能性をあらためて知ることができる今回のイベントはよい機会となるのではないだろうか。事前登録はこちらから行える。

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