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» 2008年06月12日 07時12分 UPDATE

マルチベンダーのユニファイドコミュニケーション:アバイア、複数ベンダーの「在席情報」を収集するUC新製品

日本アバイアは、IBMやMicrosoftのコラボレーションソフトやAOLなどのインスタントメッセンジャーソフトと連携するユニファイドコミュニケーションの新製品を発表した。

[國谷武史,ITmedia]

 日本アバイアは6月11日、同日開幕した「Interop 2008」でユニファイドコミュニケーション(UC)の新製品となる「Avaya Intelligence Presence Server」とWeb会議システム「Avaya Meeting Exchange Express」、クライアント向けソフトフォンを発表した。2008年度下期の発売を予定する。

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 Avaya Intelligence Presence Serverは、コラボレーションソフトウェアやインスタントメッセンジャーの「プレゼンス(在席)情報」を集約する機能を持つ。プレゼンス情報を交換するためのプロトコル「SIP/SIMPLE」や「XMPP」を利用し、アバイア製品だけでなくMicrosoftやIBM、Yahoo!などのコミュニケーション製品と連携するほか、将来的にソーシャルネットワーキングサービスや携帯電話の位置情報サービスなどとも連携できるようにするという。

 クライアント向けソフトフォンの新製品は、Avaya Intelligence Presence Serverに対応する。アプリケーション版の「Avaya one-X Communicator」と、Web版の「Avaya one-X Portal 1.1」の2種類が提供され、両製品ではIntelligence Presence Serverが収集したプレゼンス情報を基にして相手先にコンタクトを取れる。Avaya one-X CommunicatorはH323とSIPの両プロトコルに対応し、テレビ電話機能やチャット機能を搭載する。幅広いコミュニケーション手段が利用できる。Avaya one-X Portal 1.1はソフトフォン機能に限定し、インストール不要で容易に導入できるのが特徴だという。

onex00.jpg ヘンズリー副社長

 米Avayaアジア太平洋地区戦略担当のジェームズ・ヘンズリー副社長は、「従来のUC導入の目的は社内コミュニケーションの活性化にあったが、最近では外部とのコミュニケーション活性を果たす役割も求められている。われわれはオープン化を進め、マルチベンダー環境でもUCを実現していく」と話した。

 Avaya Meeting Exchange Expressは、最大300ユーザーが同時接続でき、アプリケーションや資料データの共有ができる。IBM Lotus Sametime 7.5やMicrosoft Outlookとも連携し、Sametimeを利用したWeb会議への参加、Outlookからの会議予約が可能になる。AvayaのすべてのUC製品にも対応し、PC上のソフトフォンから会議に参加したり、外出先からスマートフォンで会議に参加したりできるようになるという。

 参考価格は、導入1001ユーザーの場合でAvaya one-X Communicatorが1ユーザー当たり72ドル、Avaya one-X Portal 1.1が同68ドル。Avaya Intelligence Presence Serverは、Avaya one-X CommunicatorまたはAvaya one-X Portal 1.1とセットで無償提供される(別途サーバ導入が必要)。Avaya Meeting Exchange Expressは、サーバライセンスが3万ドル、クライアントライセンスが160ドルとなっている。

onex02.jpg au向けの「Avaya One-X Mobile for Java」

 国内UC市場の見通しについてヘンズリー氏は、「いよいよ盛り上がりを見せ始めており、特に日本は営業担当者などのモバイルワーカーでの利用が普及の起爆剤になるだろう」と話した。Interop 2008会場の同社ブースでは、携帯電話向けUCクライアント「Avaya One-X Mobile for Java」を参考出品した。Avaya One-X Mobileは、SymbianおよびWindows Mobileのスマートフォンプラットフォームには対応済み。Java版を利用することでNTTドコモとソフトバンクモバイル、au(BREWアプリの「オープンアプリプレーヤー」を利用)の携帯電話でもAvayaのPBXに接続できるようになり、代表番号での通話発信や通話履歴の管理、アドレス帳データなどが利用可能になるという。

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