JBossが開発しているHibernateの全文検索エンジンの最新版が発表された。バグを修正し、インデックスとクエリのパフォーマンスを強化した。
米Red Hatは米国時間の12月17日、自社が支援するJBoss開発チームがHibernateの全文検索エンジンの最新版「JBoss Hibernate Search 3.1」GA版をリリースしたと発表した。性能や安定性などが強化された。同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
Hibernate Searchは、パーシスタンスドメインモデルに対して全文検索ができる機能。JavaのO/Rマッピング「JBoss Hibernate」のアドオンコンポーネントで、JBoss.orgのHibernateプロジェクトで開発が進められている。内部の全文検索エンジンに「Apahce Lucene」を採用、アノテーションとAPIを通じて利用できる。
最新版では、バグの修正のほか、インデックスとクエリの両方でパフォーマンスを改善した。インデックスでは、コントロール機能を追加することでロックコンテンションとパラレル実行を改善した。クエリでも、LuceneでのI/O削減などの機能強化が図られたという。
このほか、ダイナミックアナライザをサポートするなどアナライザも強化した。Solrライブラリでの叙述的なアナライザの構成をサポートすることで、発音が似た音声、n-gram方式、類義語による検索が可能になる。
Hibernate Search 3.1の利用には、JDK 5.0とHibernate Core 3.3が必要。
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