不況の波は止まらない。山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の自分がビッグスリー社員でブロガーだったらは、自分がビッグスリー社員ブロガーだったことを想定して、今回の事態を考察しているのが興味深かった。現在の経済状況では、企業人ブロガーにとって、決して他人事ではないことかもしれない。
一方、不況の影響が出てきたといわれるGoogleは、米Googleのホリデー・パーティーに参加してきた小池良次氏「小池良次の米国情報通信ブログ」のOn Vox: 今日はグーグルのホリデー・パーティーに行ってきましたによると、不況風は感じなかったという。
アメリカからはもう1つ大きな破産のニュースがやってきた。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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大里真理子氏 | 「マリコ駆ける!」 | トリビューンが破産! |
ITmedia海外速報部・澤由紀子氏 | 「海外速報部ログ」 | シカゴ・トリビューンがー |
玉川岳郎氏 | 「ニュータイプになろう!」 | トリビューンがChapter11。新リーダーに転嫁する感じはちょっとビミョー。私たちは努めて予防のススメ |
日本の新聞メディアはどうか。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の20代の7割が新聞を定期購読しているって凄い数字ですよね?は、20代の37.2%が新聞を「購読していない」ということは、逆に言えば62.8%が「購読している」ことに驚いている。実際には、同居している親族が購読しているケースも多いだろう。中には筆者のように、スーパーのチラシを得るために購読しているケースもあるのではないかと思う。
そして、不況の波はF1にまで押し寄せた。岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」の【速報】 うわぁ、ホンダF1撤退かぁや、北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」のホンダのF1撤退はとても切なくて残念です。、加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の100年に一度から次の100年へで触れられたように、ホンダがF1撤退を表明したのだ。F1を見ない筆者であっても、この報道には一抹の寂しさを感じた。
不況による報道がやまないが、いつまでも沈んでいるわけにはいかない。オルタナブロガーも、さまざまな立場から「いまこそチャンス」であると書いている。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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加藤和幸氏 | 「てくてくテクネコ」 | こういう時こそチャンスです |
谷川耕一氏 | 「むささびの視線」 | 今こそチャンス!! |
長島淳治氏 | 「中小ソフトハウス 経営者の必要・必然」 | 不安の心理が働く、これからのマーケット・・・ |
今泉大輔氏 | 「シリアルイノベーション」 | 経済報道は後追いなので |
長島氏が指摘するように、不安に入るマーケットに対し、今泉氏が指摘するように自分の中のシナリオを持ちながら対応すれば、加藤氏や谷川氏が指摘するように勝機が見えてくるのかもしれない。不況のいまこそ、チャンスに変えることができるか否か。
ほかにも以下のようなエントリーが書かれた。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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奥野栄倫氏 | 「情報システムの在り方を考える」 | 風が吹けば桶屋がもうかるではなく |
永井孝尚氏 | 「永井孝尚のMM21」 | これから求められるのは、問題解決能力ではなく、問題設定能力 |
中村昭典氏 | 「中村昭典の、気ままな数値解析」 | 【27.3%】 景気がいいと判らないけど、不景気だとよく判ること |
同 | 同 | 【807万人】 「円が強いと、どうして日本が困るの?」中学生の娘の素朴な疑問に、どう答えたらいいんだろう |
それぞれ注目なのだが、中村昭典氏の【807万人】 「円が強いと、どうして日本が困るの?」中学生の娘の素朴な疑問に、どう答えたらいいんだろうは、特に考えたい内容だ。本稿の執筆時点で、1ドル87〜88円となっているドル円相場。はたして90円台まで戻すのか、それとももっと円高が進むのか。そして、その影響は……。
加山恵美氏「C'est la vie」の「それ、パソコンできるんですか?」 は、何かと思わず見入ってしまった。確かに、最近の携帯電話は、もはや電話の域を越えている。それにしても、「それ、パソコンできるんですか?」には、筆者も思わず考えてしまった。
携帯電話に関して、現在1つの話題がマスコミをにぎわせている。筆者も「ネットの逆流」で、いま考えたい――子どもにケータイは必要かと、携帯電話のリテラシー教育を真剣に考えるときが来ているの2回にわたって取り上げた、学校への携帯電話持ち込み禁止についてだ。読者はどう思われるだろうか。
ブロガー | ブログ | エントリー |
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小林啓倫氏 | 「シロクマ日報」 | 「学校に持ち込まれなければOK」なの? |
北添裕己氏 | 「トラパパ@TORAPAPA」 | 携帯のマナー等については、まず大人の立ち振る舞いも見直したらどうかと・・・ |
新倉茂彦氏 | 「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」 | 子供にケータイは必要か?安全と危険のトレードオフは使用方法で決まる |
携帯電話では、もっと恐ろしい話もある。新倉茂彦氏のケータイ版のWinnyウィルスが出現する可能性:マイドキュメントの漏えいより驚異かもしれないで取り上げられた、携帯電話のウイルスの話。しかし、新倉氏も指摘するように、紛失や盗難でも同じことが起きることは忘れてはならないが。
携帯電話といえば、iPhoneの事情が知りたい。というわけで、iPhone関係のエントリーをざっと紹介したい。
この中で注目なのは、今回のランキングにも入っていた松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」のiPhoneにはテキストエディタがなかった。今日からは違うだ。iPhoneにこれだけ便利なテキストエディタが登場したならば、谷川耕一氏がコメントしているように、キーボードがあれば完ぺきとなるだろう。
その谷川耕一氏「むささびの視線」の歩きながらながらのTwitterには要注意は、「歩きながら」iPhoneを使うことの危険性を紹介。iPhoneからTwitterを歩きながら利用するのは、確かに危険だ。廣江慈郎氏「モノを買わなくなった時代、ほな何やったら買うてもええねやろ?」の音楽再生にフォーカスした超小型ケータイは、音楽再生に機能を特化した携帯電話について書いているが、歩いたり運転しながら聞くのは、やはり危険なことになりかねない。
さまざまな機能が付いて進化し続ける携帯電話ではあるが、利用には場所を考える必要がありそうだ。
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