みずほ銀行、書類管理システムを運用へ ミューチップと防犯磁気テープ併用棚卸しをスムーズに

みずほ銀行は、書類のセキュリティ対策と棚卸し作業の効率化を狙い、ICタグと防犯磁気テープを併用した「書類管理システム」の運用を3月下旬に開始すると発表した。

» 2009年01月27日 13時25分 公開
[ITmedia]

 みずほ銀行は、書類のセキュリティ対策と棚卸し作業の効率化を狙い、ICタグと防犯磁気テープを併用したシステムの運用を3月下旬に開始すると発表した。「書類管理システム」を提供した日立システムアンドサービスが1月27日に発表した。

 みずほ銀行審査部では、書類に貼り付けたバーコードを読み取るという管理をしていた。多くの書類を使用する場合、各書類のバーコード部分を1つずつ専用のリーダで読み取る必要があり、作業が煩雑になっていた。

 書類管理システムの採用により、書類の位置検索や保存期間、入出庫状況をICタグで管理できる。セキュリティゲートを設置し、書類の利用状況を検知することも可能になった。

 同システムは、日立製作所の書類管理用ソフトウェア「重要書類管理システム」に、非接触ICチップ「μ-Chip」と、住友スリーエムの磁気テープ「タトルテープ感知マーカー」を組み合わせている。

 みずほ銀行は「セキュリティゲートの設置は重要な検討事項だったが、作業効率の低下を懸念していた。利便性を損ねないシステムの構築を検討し、書類管理システムを導入した。ICタグとタトルテープ感知マーカーの併用により、従来のバーコードのシステムと同じ手続きで、セキュリティ対策の強化や業務効率の向上が実現できる」と発表文内でコメントしている。

過去のニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ