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» 2009年04月20日 16時15分 UPDATE

真のクラウド、真のSOAを目指す英Paremusが日本市場参入

クラウドとSOAを掛け合わせたもの──英国のParemusが目指すのは、単に人気の技術ではなく、企業のニーズに合った正しい技術の組み合わせだ。

[浅井英二,ITmedia]
paremus.jpg ParemusのニコルソンCEO

 英国のParemusは4月20日、都内で記者会見を行い、「Paremus Service Fabric」の日本での販売を開始することを明らかにした。マイクロサミットが総代理店となり、間もなく数社のシステムインテグレーターがリセラーとして発表されるという。

 Paremus Service Fabricは、企業やインターネットサービスプロバイダーらが、そのプロセッサ資源をより効率的に活用できるようにする、いわゆる「クラウドコンピューティング」のためのプラットフォームで、Javaの「OSGi」と「Service Componet Architecture」(SCA)をどちらもサポートしているのが最大の特徴だ。

 OSGiは、Javaのコンポーネントをリモートから動的に配備・管理できるサービス基盤を定義している。1999年の取り組み開始当初はスマートフォンや車載機器などへの適用を想定していたが、のちに企業コンピューティングへの適用を推進する専門グループも組織され、IBM、Oracle、JBoss、Progress、SAP、Software AG、Tibco、Sunなどが参加している。一方、SOAアプリケーションの開発を簡素化するSCAは2007年、OASISに寄贈され、Open SCAとして標準化が推進されている。

 「企業は、資源のファブリック化に関心があり、なおかつ、アプリケーションを再利用可能にして開発効率も高めたいと考えているが、クラウドもSOAもこうしたニーズに応える完全なソリューションではない。われわれは、目的に合った正しい技術を組み合わせて実装している」と話すのは、ParemusのCEOを務めるリチャード・ニコルソン氏だ。

 企業は、こうした標準に対応したParemus Service Fabricを活用することで、Javaベースのアプリケーションをコンポーネント化し、SCAドキュメントによってそれらの組み合わせを記述してやるだけで、アプリケーションのプロビジョニングからメンテナンス、削除を自動化できるほか、処理負荷に応じて拡張したり、障害時には別の資源を割り当て直すことで自動修復することも可能だ。ファブリックに組み込める資源は、JVMが稼働する環境であれば、OSは問わない。UNIXやLinux、Windowsが混在する環境でもファブリック化できるという。価格もプロセッサやコア単位ではなく、ファブリック内で稼働するOSベースとなっており、1つのエージェント当たり24万1000円(24時間365日サポート込み)。

 既に欧州復興開発銀行が、リスク管理のためにParemus Service Fabricを活用するほか、ソーシャル・ネットワーク・サービスの米LinkedInが開発効率を高めるべく、既存システムを再利用可能なものに再構築するために導入を検討しているという。

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SOA | Java | OSGi


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