ネットエ−ジェントは、社員が自宅のPCなどで扱った業務ファイルの回収と消去を行う専用ソフトを発売した。
ネットエ−ジェントは6月2日、社員が自宅のPCなどで扱った業務ファイルの回収と消去を行うセキュリティソフト「Work/Life Separator」を発売した。情報漏えいの危険を未然に防止する。
同ソフトを対象PCにインストールすると、自動的に業務と関連性のあるファイルを抽出し、企業が用意するサーバに暗号化してアップロードする。抽出したファイルは完全消去され、再利用できない。抽出可能なファイル形式は、Microsoft Officeやリッチテキスト、一太郎、PDF、HTML、Lotus 1-2-3、Outlook Expressなどで、最大100種類のキーワードを指定して、ファイルを抽出する。
ファイル回収や完全消去を手動でも行えるほか、P2Pソフトなどの暴露ウイルスに感染したPCのフォレンジック調査にも対応する。これらの設定を申し込み時に確定してソフトを出荷するため、出荷後に社員が意図的に変更するといった行為を防ぎ、企業のポリシーを強制できる。
同社によれば、社員が自宅作業の目的などで持ち帰るファイルの管理が徹底されていないケースが多い。WinnyなどのP2Pソフトを悪用するウイルスに感染して、情報漏えいにつながる事件が後を絶たないという。
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