スペース1個のこだわり――iPhone 3GS登場オルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2009年07月03日 16時43分 公開
[森川拓男,ITmedia]

Twitterの可能性とは?

 Twitterに関する話題が増加している。新聞社のアカウントが登場したり、政治家が国会をTwitterで中継したり。

 しかしその一方で、斉藤徹氏「ソーシャルメディア。マーケティングにどう活用するか?」の『2009年5月,Twitter の伸びが突然止まった』 のは本当だろうか?では、ユーザー数の伸びが止まったことが報告された。だが筆者には、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のTwitter銀河成長中で表現されているように、まだまだTwitterは広がりを見せているように思えてならない。吉川日出行氏が指摘するように、日本では独自の使われ方をしているようにも感じるが。

 筆者がTwitterの実況中継でタメになったのは、小林啓倫氏「シロクマ日報」の渋谷とテヘランと Twitter とでも取り上げられた、ANNブロガー勉強会の内容だった。逐一上がってくる内容を見るにつけ、筆者も参加したかったと思い、また、複数のユーザーから要点が飛び込んでくるのがありがたかった。

 オルタナブロガーでは、まだまだTwitterを使い始める人が増えており、丁全鋼氏「Chris Dingの思惑ブログ」のTwitter 始めの100のつぶやきでは、Twitterを初めてから100件のつぶやきをまとめていて、興味深い。100のつぶやきというと多いようにも感じるが、意外とあっという間に達成してしまうのが分かる。実際ほとんどつぶやかない筆者でさえも、気付いたら200を超えていたくらいだ。

 また、橋本正徳氏「オルタナティブ☆ハシモト」のTwitter使っていますや、平野洋一郎氏「Alternative 笑門来福」の株主総会でTwitterを使う日は近い?では、会社としてTwitterを使う例を紹介。今後、Twitterの収益は、小林啓倫氏のTwitter にいよいよ収益が――でもちょっと不安もで紹介されたように、企業アカウントへの課金という手段が考えられているようだが、同時に小林啓倫氏が指摘したような不安要素もある。企業でのTwitter利用に関しては、試行錯誤が続くのかもしれない。

 個人がTwitterを使う場合はどうだろうか。玉川岳郎氏「ニュータイプになろう!」のTwitterをどうやって使うか。初めての人が熟練にいたる過程を覗くでは、Twitter初心者が使い始める過程を紹介していて興味深かった。また、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」の「Twitterマンガ」の可能性では、Twitter小説ならぬTwitterマンガなるものも考察されていて面白い。

 日本でも一部の政治家がTwitterを活用しだしたが、まだ外国と比べると規模は小さい。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の中国は天安門事件から20年進歩してないように見えるが、実は違うのだ!?では、政治に関連するTwitterの利用に関して、海外の事例を挙げて考察している。イラン情勢に関しては、佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」のTwitterよりも、CNNよりも、3人のブロガーで意外な結果が紹介された。信頼のおける情報は、Twitterでも、既存メディアでもなく、一部のブロガーだったというのだ。確かにTwitterのつぶやきは、フォロー先によって偏ってしまう危険性もある。

 Twitterで最新ニュースを見る人が増えたために、ますます分の悪くなった新聞メディアだが、加藤順彦氏「加藤順彦の Pan Asianな視座でいこう」の若いひとこそ、新聞を読んでもいいんじゃねでは逆に、新聞を読もうという呼び掛けを行っている。筆者も加藤順彦氏が言うように、新聞社はWeb上で紙面に掲載された過去記事をアーカイブして無料公開すべきだと思う。

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