Windows 7の「XPモード」、RC版公開プリンタ利用機能などが向上

MicrosoftはWindows 7でWindows XPアプリケーションを稼働させるためのアドオン「XPモード」のリリース候補版を公開した。

» 2009年08月05日 07時15分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは8月4日、次期OS「Windows 7」でWindows XPアプリを稼働させるための仮想環境「Windows XP Mode」のリリース候補版(RC)を公開したと発表した。対応するのはWindows 7のProfessional、Ultimate、Enterpriseエディションの、RCと製造工程向けリリース(RTM)。Microsoftのダウンロードセンターから入手できる。

 XPモードはWindows 7搭載PCでVirtual PC機能を利用してWindows XP向けアプリケーションを稼働できるようにする仮想環境。中小企業のWindows 7への移行を支援する目的で提供される。Windows 7上でWindows XP環境を展開できるほか、Windows 7からXP対応アプリを直接起動することもできる。

 β版でのユーザーからのフィードバックに基づき、RCには幾つかの機能が追加された。Windows 7のタスクバーから直接Windows XPモードのアプリケーションにUSB端末を追加できるようになった。これにより、XPを全画面モードにすることなくXPアプリでプリンタやUSBメモリを利用できる。タスクバーでXPモードアプリのアイコンを右クリックすると、そのアプリで最近使ったファイルが一覧できるようになった。この「ジャンプリスト」から直接ファイルを起動できる。XPモードのファイルを保存する場所を指定できるようになった。必要なければXPモードとWindows 7の間でのドライブ共有をオフにできるようになった。また、インストール時にXPモードの使い方に関するチュートリアルが表示されるようになった。

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