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» 2009年09月25日 12時00分 UPDATE

PalmやAndroidに勝ち目はあるのか:iPhoneを打ち負かすには――競合企業が抱える10の課題 (1/2)

Palm PreやAndroid携帯は、iPhoneの前では競合関係を維持するのさえ難しいのが現状だ。だが10の課題を実行できれば、iPhoneを打ち負かすのは不可能ではない。

[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK

 米Needham & Co.のアナリスト、チャーリー・ウルフ氏は「Palm Preの値段が下がるのと同時に、市場における同製品の魅力も低下するだろう」と最近の調査メモで述べている。先ごろ200ドルから149.99ドルに値下げされたPreは、「市場の競争圧力のせいで売り上げが大幅に落ち込む見込みだ」と同氏は指摘する。

 市場の成熟化に伴い、Preと対等に競争できるアプリケーションを提供する企業が増える中、同端末が生き残るのは非常に難しくなりそうだ。最大の問題は、現在、わずかなアプリケーションしか利用できないPreは、iPhoneおよび同端末用の数万本のアプリケーションに太刀打ちできないということだ。

 これは今に始まったことでもなければ、Preだけが抱える問題でもない。市場に出回っているほかの“次世代”デバイスはいずれも、Appleのデバイスの前では競合関係を維持するのさえ難しいのが現状だ。各社の携帯端末はタッチスクリーンを装備し、アプリストアも用意されているかもしれないが、iPhoneのような魅力を備えた製品は今のところ見当たらない。そして、この状況が近いうちに変化する可能性も低い。

 しかしそれは不可能を意味するわけではない。それどころか、iPhoneが打ち負かされることもあり得るのだ。しかしそのためには、幾つかの困難な課題を実行する必要がある。

課題1:市場を理解する

 PalmとRIM(Research In Motion)がタッチスクリーン搭載端末を市場に投入したとき、両社は市場をきちんと分析しなかった。確かにPreのマルチタスク機能は素晴らしく、BlackBerry Stormはすてきなデザインだ。しかしPreはアプリケーションが不足している。Stormのタッチスクリーンは使い勝手が悪いため、ほとんどのユーザーはほかのBlackBerryモデルを選んでいる。RIMとPalmがもっときちんと市場を分析していたならば、両社はこういった過ちを犯すことはなかっただろう。

課題2:優れたタッチスクリーンを提供する

 携帯端末メーカーがiPhoneと競争したいのであれば、標準以下の機能しか備えていないタッチスクリーンを提供していてはだめだ。iPhoneタッチスクリーンと同じくらい応答性が優れたものでなくてはならない。BlackBerry Stormに搭載されているような感触フィードバック方式のタッチスクリーンはやめるべきだ。最も重要なのは、ユーザーのジェスチャーに正確に反応する必要があるということだ。

課題3:アプリストアに注力する

 携帯電話市場で多くの企業が直面している最大の問題の1つは、自社のデバイス向けに十分な数のアプリをそろえたアプリストアがないことだ。今のところ、GoogleのAndroidプラットフォームが有望なアプリストアを提供するのに最も近い位置にある。このアプリストアには8000本余りのアプリケーションが登録されている。これは相当な数だ。しかしAppleのアプリストアには7万5000本以上のアプリケーションが用意されている。少なくとも2万本のアプリケーションが用意された製品を提供しない限り、多くのコンシューマーがそのアプリストアに関心を示すかどうかは疑問だ。

課題4:開発者を引きつける

 アプリストアの次に重要なのは、開発者を大切にすることだ。PalmはPreの将来をwebOSに結び付けたが、今のところ、この戦略は逆効果になっているように思う。開発者の要望に応えるという点でもGoogleが最も効果的な取り組みをしているが、残された課題は多い。モバイル市場でAppleを打ち負かそうと思えば、開発者に訴求する取り組みに注力しなければならない。できるだけ多くのアプリケーションをできるだけ短期間でそろえるにはどうすればいいのか?――Appleはその答えを見つけたのだ。競合企業も答えを見つけなくてはならない。

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